【時代を超えるライフキャリア戦略】
ミッションメンタリング協会で3年目を迎える部活動。今年のテーマは「時代を超えるライフキャリア戦略」 サブタイトルを「変化の激しい時代を乗り切るための処方箋!」として、ミッションメンタリング®とプロティアンキャリアを題材に課題を提出しました。
1990年ぐらいから言われ始めたVUCAの時代。30数年たった今もその「Volatility(変動性)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(曖昧性)」はますます増してきています。
瞬時に変化し、予測が難しく、複雑で曖昧な状況が常態化する現在において、個人のキャリア形成においても従来の経験則を基本とした方法では通用しないケースが生じています。
また現在は、「正解を出す力」にもはや価値はない!(ニュータイプの時代:山口周著)とも言われています。これはひとつは、ITの技術の進化によって情報が瞬時に多くの人に共有されたり、AIの進化によって過去の経験値に基づく問題解決の価値が下がってきていることがあります。もうひとつは、VUCAの時代における価値観の多様性や曖昧性がより複雑になり、これが正解!というものがひとつではなくなってきていることもあります。
【VUCA時代を乗り切るキーワードは「アイデンティティ」!】
こんな激しく変動する社会環境に対応するためのキャリア形成はどうすればよいか?また、組織と個人の関係も変化していく中で、そもそもキャリアとは何か?人生100年時代と言われる中で、これからの人生をどう歩んでいけば良いのか?
キーワードは「アイデンティティ(自己同一性)」!
アイデンティティ(自己同一性)は、自分自身の信念や価値観、目標、そして強みや興味に基づいて自分の進む方向を決めることが大事になってきます。
ミッションメンタリング®では、アイデンティティを「ミッション(自分軸)」+「セルフイメージ」としています。
一方、時代や環境変化に適応していくプロティアンキャリアもアイデンティティを「自己認識」+「自己主導性」としています。
すなわち、
アイデンティティ = 自己理解 + 自分軸
【メンターと一緒にジョハリの窓を一気に開放する!】
「自己理解」をするときによく使われる「ジョハリの窓」
・開放の窓:自他ともに認める
・盲点の窓:他人だけが知る
・秘密の窓:自分だけが知る
・未知の窓:誰も知らない
「盲点の窓」を知るためには、他人からのフィードバックを受け入れることが大事になります。
「秘密の窓」は、自己開示することで他人に知ってもらうことができます。
「未知の窓」を知るには、心理テストや内省と自己反省、カウンセリングなどがありますが、算命学の知識を応用したミッションメンタリング®はとてもよい方法となります。本人の生まれ持った才能のタネを知って、それをうまく活かしながら運命を変えていく(運命=宿命+環境)のがミッションメンタリング®です。
ミッションメンタリング®のマスター講師は、算命学の才能のタネの見つけ方やメンタリングの技術も取得しているので、盲点の窓の本人へのフィードバックや、秘密の窓の傾聴にも対応でき、さらに誰も知らない才能のタネを見つけるお手伝いもできるので、ジョハリの4つの窓をメンターとして一気に開放することができます。この4つの窓をすべて知ることで、より深くより広範囲の自己理解が進みます。
【自分軸はさまざまな視点でしっかりと!】
アイデンティティでもうひとつ大事なのが「自分軸」。
自分軸は、心の奥底にある自分らしい強い思い(コア)に基づいて、どの方向に現実を回すのかという軸のことで、「自分軸」をしっかりと確立するには、いろいろな考え方や価値観を受け入れることが大事になってきます。
自分一人で考えることもできますが、ミッションメンタリング®のマスター講師(メンター)と一緒に取り組むことで、より幅広い考え方や見かたができるようになります。
メンターとの対話の中で、視点や視野、視座を変えることで、自分自身を俯瞰しながら見つめていくことで、本当の心の奥底にある自分らしい強い思い(コア)にたどり着くことができ、その方向性が確かなものかどうかの納得感を得ることができます。
【未来を変えるのは、あなた次第!】
「自己理解」と「自分軸」はメンターと対話しながら進めることがとても効果的です。
しかしながら、メンターができるのはそこまでです。「自己理解」と「自分軸」ができてアイデンティティを確立したのちの行動は自分で行う必要があります。
【運命は変えられる】
運命 = 宿命 + 環境
宿命(生まれ持った氣質、性格、能力)はなかなか変えられないけど、環境を変えることで運命が変わっていくというのが、ミッションメンタリング®の考え方です。「自己・本質」の中でも宿命(氣質、性格、才能など)はなかなか変えることは出来ませんが、生き方や考え方、習慣については変えることができます。
また、環境・形態においても、時代や文化、風潮をひとりで変えることは限られてしまいますが、自分の職業や家族、友人、場所や地位等は自分で変えることは可能です。
変えることのできないものは、見方や考え方を変えて受け入れることも必要だと思います(プラス受信)。自ら変えることのできるものを自らの意思で変えていくことで、アイデンティティ(自己理解+自分軸)を確立し、時代に対応するライフキャリアを充実させることができます。
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